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大谷翔平、実りある4度目のMLB球宴 試合前はMVP争うハーパーと合同練習「すごく勉強になりました」

スポーツ報知 2024年7月17日 12時39分

◆米大リーグ オールスターゲーム ア・リーグ5―3ナ・リーグ(16日、テキサス州アーリントン=グローブライフフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、レンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンでのオールスターゲームにナ・リーグの「2番・DH」で先発出場。21年から4年連続4度目の出場で、待望の球宴初本塁打を放った。

 0―0の3回無死一、二塁で迎えた第2打席だった。レッドソックス右腕のホークから先制3ラン。2ボールからの3球目、甘く入った88・9マイル(約143・1キロ)のスプリットを捉えた。打球速度103・7マイル(約166・9キロ)、打球角度29度で右翼席に一直線。飛距離400フィート(約122メートル)の一打に、満員に埋まったスタンドは大盛り上がりとなった。今季レギュラーシーズンで29発を放っているが、3ランは“移籍後初”。ドジャースの選手のオールスターの本塁打は1996年のピアザ以来球団28年ぶり10人目となった。

 大谷は試合後の会見で「シーズンの延長だと思って、同じ準備の仕方」で臨んだことを明かした。試合前の練習ではハーパー(フィリーズ)から学びがあったようで「一緒に(室内で)ケージワークしたりとか、どういう練習してるのかなと見たりしていたので。すごい勉強になりましたね」。内容については「どんな練習をしてるかは言っていいかちょっと分からないので。本人もいないですし」と伏せたが、「自分が見て勉強になったということは本当のことではあるので。自分の練習にもちろん取り入れられる部分もあるかなとは思います」と普段は同じリーグでMVP争いをするライバルから刺激を受けた様子だった。

 大谷は昨年までの球宴では6打席で4打数1安打。エンゼルス時代の22年にカーショー(ドジャース)から放った安打が唯一の安打で、本塁打どころか長打すらなかった。この日の初回1死の第1打席は先発・バーンズに対し、フルカウントから四球で出塁。2打席目にはオールスター通算8打席目での初アーチを描いた。日本人選手では07年のイチロー(マリナーズ)以来17年ぶり2本目。イチローはランニングホームランだったため、サク越えの本塁打は日本人初の快挙だった。

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