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40歳・平原綾香、歌手21周年でも思いは変わらず 「『自分の音楽です』って、恥ずかしくて絶対言えない」

スポーツ報知 2024年7月17日 14時10分

 歌手の平原綾香が17日、大阪市内で、11月16日に神戸国際会館こくさいホール、12月15日に大阪・フェスティバルホールで開催する公演「AYAKA HIRAHARA Concert Tour 2024―2025 ~The Swinging Clasics!~」のPR会見に出席した。

 10月19日(埼玉)からスタートする全国ツアーの関西公演。昨年の歌手デビュー20周年記念ツアーと同じく、松任谷正隆氏との共同演出でおくる。「The Swinging―」のタイトルは「さっき決まりました!」と“出来立てホヤホヤ”をアピール。「ただクラシック音楽をアレンジするのではなく、本来の意味の『古典』『根源』など、自分の音楽のルーツをたどるコンサートにしようと。ストリングス(弦楽器)を入れた編成。20年間音楽漬けで、チャレンジし続けてきましたが、21周年目に実を結んでくれるんじゃないかと期待しています」とワクワク感を表現した。

 関西でのコンサートは「両親が関西なので、デビューする前はずっと大阪で年越しをしていました。私にとって故郷のような場所。関西に来るとお客さま全員が親戚のように見えて『ああ、帰ってきたな~』という感じ。大阪駅に着くと急に関西弁になる。空気がそうさせるのか…そのスイッチを楽しみにしたい」と笑顔を見せた。

 現在40歳。大切にしている言葉を「巨人の肩の上」と紹介した。「自分が遠くを見渡せるのは、巨人の肩に乗っているから。すごく共感できる。誰かの音楽を聞いて育ってきたわけだし、いろんな人たちの力を借りてやってきたので『自分の音楽です』って恥ずかしくて絶対言えない」とモットーを力説した。

 これからの10、20年については「友達がみんな結婚して、子どもが生まれて、コンサートに来るのを断られるのが寂しいので、子どもたちが泣き叫んでもOKな『シャウト&クライツアー』をやりたい。でも大人の本気のコンサートを」と夢を語る一方、「50歳になったらどんな自分になりたいか、どうすれば音楽で人の役に立てるのか、今のうちから描いていきたい」と先々を見つめた。

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