歌手・杜このみが１７日、都内で新曲「夕霧港」の発売記念イベントを行った。
昨年１０周年を迎えた杜の新たな一歩となる新曲。杜は「１０周年記念歌に続き、切ない女心を表現した作品になっている。北海道が舞台です。聴いても歌っても味わい深い演歌になっている。北海道出身の私にとってとても幸せな曲。一皮むけた私を見せていきたい」と胸を張った。
２０年８月に大相撲の高安と結婚し２１年に女児、２２年に男児を出産した。イベントでは、紅白の必勝法被を着た。杜は「私は運動音痴。夫が大相撲で活躍しているとは思えないくらい。でも、バレーボールが好き。五輪の注目は、バレーボールです」と照れ笑い。それでもアスリートの妻として「安全なスポーツはない。どの選手の奥さんも命を懸けて支えていると思う」と真剣な表情で語った。
一方でママの顔も見せ「娘は歌手も相撲も両方見ているのですが、今は歌うのが好きみたい。この前も誕生日の歌の音程がピッタリで、音感はバッチリ。民謡と津軽三味線はやってほしい。息子は相撲に興味があるみたいで。夫のルーチンをまねしてます。かわいいです」と満面の笑みだった。
夫も新曲を聴いたそうで「一番最初に新曲を聴いてもらった。『紅白間違いないね』と」と笑顔。年末の大舞台に関しては、「作品の魅力を伝えるのが使命。母になって、産休を経て、歌手に戻ってきて、パワーアップしたと思ってもらえるように、この曲で結果に結びつけたい。このご縁を広げて、紅白初出場が夢なので、目標にしたいと思ってます」と意気込んだ。