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【高校野球】春V・大院大高 初戦敗退に辻盛監督「正直、まさかですね」 今坂幸暉はプロ志望届提出へ

スポーツ報知 2024年7月17日 18時49分

◆第106回全国高校野球選手権大阪大会▽2回戦 同志社香里2―1大院大高(17日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 春の大阪王者・大院大高が、同志社香里に1―2で敗れ、初戦で敗退した。

 0―0の5回に2点を先制され、打線も同志社香里の先発・北野勇斗(3年)に苦戦。8回1死一、三塁で清田銀二二塁手(3年)のセンターへの適時打でようやく1点を返したが、後が続かなかった。

 プロ注目の今坂幸暉遊撃手(3年)は、3打数1安打1盗塁。この日は、8球団のNPBスカウトが視察し、巨人の榑松スカウト部次長は「まず守りがすごくしっかりしています。守りの部分では高校生としてはかなりレベルが高いと思います。打撃もあれだけバットが振れるので魅力です」と評価した。

 春は4回戦で履正社に9―8でサヨナラ勝ち、準々決勝では大阪桐蔭に2―1で逆転勝ち。同一大会で履正社と大阪桐蔭を破ったのは2009年夏の大阪大会で優勝したPL学園以来の快挙で、今夏も優勝候補の一角とされていた。「正直、まさかですね。最初から負けてはいけないメンタルがあって、振れなかった。自分たちの野球ができなかった」と辻盛英一監督も肩を落とした。

 試合直後はその場で崩れ落ち、涙した今坂は、「こういう悔しさが自分を強くしてくれる。高校野球は終わってしまったけど、自分は上のステップでも活躍したいと思っているので、これからも1、2年生に混ざって練習したい。うまくなるところはまだたくさんある」とし、プロ志望届提出を明言した。

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