◆JERAセ・リーグ DeNA0―3広島(17日・横浜)
広島は、悩める助っ人の一発で2位に再浮上した。0―0の7回2死二、三塁、シャイナーが待望の来日1号3ランで均衡を破った。シーズン折り返しも過ぎたチーム81戦目の一発。チームが22年5月8日の勝利を最後に9戦で無傷の5連勝を許していた難敵左腕・東を粉砕した。先発の森下は7回無失点と好投。球団で13年4月11日のDeNA戦(横浜)の野村以来11年ぶりの「8番・投手」の起用で無安打に終わったものの、“本業”で東との投手戦を制し、7勝目を手にした。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―シャイナー選手が目覚めの来日1号
「興奮しましたね。エキサイティングなホームランでした」
―7回は無死二、三塁から2死二、三塁となった。状況的にも大きな1発
「その通り。何とかランナーを返してくれと。打つしかない状況だったのでね。何とか返してくれと思っていたら最高のホームランを。エキサイティングなホームランを打ってくれました。でも、森下が本当に今日も素晴らしいピッチングだった。(6回2死満塁の)ピンチを抑えて、森下のピッチングがシャイナーのホームランを呼んだのかなと。それくらい素晴らしいピッチングでした。横で見ていても、真っすぐが糸を引いていたもんね。いつもいいけど、今日特にすごい真っすぐ投げているなと感じました」
―森下の8番起用について
「(DeNA・東は)8勝0敗でしょう。タフなピッチャーなのでどうしようかと思ったけど、いろんなシチュエーションを想定して。その前に(走者が)出たら森下が送ってアツ(9番・会沢)とか。いろいろできるので、今日は8番に森下を入れてみようと思った。いろいろやってみたいなと思って」
―8回を無失点の森浦投手の投球も大きかった
「今年ずっと素晴らしいピッチング。去年すごく悔しいシーズンだったと思うので、彼にはキャンプのときに『“今年も”期待しているぞ』と言ったんだけどね。本当、期待通りのピッチングしてくれた。安心して彼をコールしています
―東投手に2年ぶりに黒星を付けた
「今日の勝ちというのはすごく大きいと思う。こっちも森下だったので、何としても勝ちたいと思っていた。アタマ(15日の初戦)を取られて、昨日は雨で中止。今日は何としても、と思っていた。選手もそういう気持ちでいてくれていたと思うんですよね。それが、こういうみんなの頑張りで勝てたのかなと思います」