◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人４―３阪神（１７日・東京ドーム）
巨人がシーソーゲームの接戦を制して連勝、首位を守った。先発の井上温大投手は自らの安打と好走塁で得点シーンを演出したが、５回途中で３安打３失点で降板。打線が５回に岡本和真内野手の勝ち越し二塁打などで逆転し、救援陣が踏ん張って逃げ切った。岡本和は直近７試合のうち６度目の決勝打となった。
リリーフ陣も力を見せた。１点リードの７回はケラーが最速１５４キロを計測した直球を軸に２者から三振を奪うなど古巣相手に３者凡退。これで７試合連続無失点。
８回はバルドナードが佐藤輝を空振り三振に抑えるなど最速１５５キロを計測した直球などで打者３人を片づけて、これで５試合連続無失点、３試合連続ホールド。
そして９回は守護神・大勢が安打を許しながらも最速１５８キロの直球を軸に１点のリードを守り切り、１２セーブ目をマークした。
抜群の安定感を誇るリリーフ陣に対して、杉内俊哉投手チーフコーチは「絶大な信頼がありますから。７、８、９回までいけばケラー、バルド、大勢がいますんでね。先発は５回まで投げてくれればなんとかなるっていうのはあるんですけど」と信頼を置く。一方で「それに甘えてもらっては困る。先発投手はやっぱり自分が投げる試合は完投するって気持ちを持って投げて欲しいなって気持ちは先発投手陣はいつも言っています」と語った。