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【高校野球】天理の大谷 本家の大谷がメジャー球宴1号と同時刻に先制V打で初戦突破 左打ちだけじゃない共通点

スポーツ報知 2024年7月18日 5時0分

◆第106回全国高校野球選手権奈良大会 ▽2回戦 天理4―0畝傍(17日・さとやくスタジアム)

 見事な“アベック打”だった。初回2死一、二塁、天理の5番・大谷汰一中堅手(3年)が、中越えに二塁打。2人の走者をかえし、「(打った瞬間に)抜けるかな、と。先取点が取れてよかった」と、初戦突破を静かに喜んだ。

 ほぼ同時刻に、ドジャース・大谷が、米大リーグの球宴でアーチをかけた。同じ左打ちで、他にも共通点がある。翔平は一日10時間以上の睡眠を取ることで有名。進学希望で、将来はメジャーでのプレーを夢見る“天理のオオタニサン”も「(野球以外の)息抜きといえば睡眠くらい。疲労回復をする」と、意識の高さを見せる。6回先頭の第3打席では、50メートル走6秒0の快足を飛ばして三塁へのセーフティーバント。現在、ナ・リーグ3位の23盗塁をマークする“本家”と同様に足でもチームに流れを呼び込んだ。

 1月に就任した藤原忠理監督(58)に夏初勝利を贈った。「自分たちは春のセンバツに出られていないので、夏は絶対、甲子園に」と大谷。次戦以降も打って、走って、2年ぶりの聖地へけん引する。    (南部 俊太)

 ◆大谷 汰一(おおたに・たいち)2006年6月15日、福井市生まれ。18歳。生後すぐに大阪・堺市へ移る。五箇荘東小1年から北花田タイガーで野球を始め、五箇荘中では住吉ボーイズでプレー。天理では1年春からベンチ入りし、同年夏の甲子園は2試合に先発。高校通算15本塁打。遠投110メートル。185センチ、77キロ。左投左打。

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