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新庄にホームスチールを許した投手と捕手は? 投手イチローVSゴジラ松井の代打は誰だった?…プロ野球オールスター名場面いくつ覚えてる?

スポーツ報知 2024年7月22日 12時0分

 プロ野球ファン注目の「マイナビオールスターゲーム2024」は第1戦が23日にエスコンフィールド、第2戦が24日に神宮で行われる。両リーグの選ばれし選手の「夢の球宴」。これまでの対戦成績はセ80勝、パ90勝11分け。過去には3試合実施された年もあったが2014年以降、原則2試合。試合数が減ったこともあり、通算記録の更新は難しくなっているものの、今年も“記憶”に残るプレーに期待したい。過去の名シーンとともに球宴を振り返る。

 ◆江夏の9者連続K 71年第1戦、江夏豊の9者連続奪三振。78年第3戦、掛布雅之の3打席連続本塁打。84年第3戦、江川卓の8者連続奪三振(9人目の打者・大石大二郎は二ゴロ)。など球界の“お祭り”を沸かせるプレーがあった。

 ◆球宴初サイクル安打 92年第2戦、古田敦也(ヤクルト)が球宴史上初のサイクル安打達成。MVPを受賞した。

 ◆投手イチロー 96年第2戦9回表2死走者なしの場面。全パ・仰木監督(オリックス)が「投手・イチロー」を起用。右翼の守備位置からマウンドに向かうイチロー(オリックス)。投球練習から球場が沸く中、全セ・野村監督は松井秀喜(巨人)の代打に高津臣吾投手を送った。イチローはカウント2―2からの5球目で遊ゴロに仕留めた。

 ◆松井稼頭央4盗塁 97年第1戦、松井稼頭央(西武)が、球宴新記録更新の1試合4盗塁。3回の第2打席に左前打で出塁。まず二盗を決めると続けて三盗。続いて5回は中前打で出塁すると、3回と同様に二盗、三盗を決め、球宴記録の1試合3盗塁を更新。俊足でファンを魅了し、MVPを獲得した。セのマスクをかぶった球界を代表する古田敦也捕手(ヤクルト)も苦笑いだった。

 ◆球宴史上初の単独ホームスチール 04年第2戦3回2死三塁。小笠原への6球目を受け取った捕手・矢野が、座ったまま、先発の福原へ返球した瞬間だった。低い姿勢でスタートを切り、頭から滑り込んだ。判定はセーフ。球宴史上初となる単独ホームスチールで、全パの先取点を奪った。新庄は落合、清原に次ぐ史上3人目の両リーグでのMVPを獲得した。本盗成功は、78年第2戦の7回に一塁走者の富田(南海)と重盗で決めた簑田(阪急)につぎ2人目。単独本盗は新庄が初めてだった。

 ◆オリックス・清原が阪神・藤川に「参りました」

 06年第2戦、オールスターでMVP7回の「お祭り男」オリックス・清原和博と、「トラの速球王」阪神・藤川球児との対決が、8回2死に実現。藤川は全球150キロを超える快速球で勝負し、清原はすべてフルスイング。結果は空振り三振に終わったが、力と力のぶつかり合いがファンを魅了した。なお、清原のMVP7回。打点34はトップ。

 ◆大谷翔平MVP

 16年第2戦に日本ハム・大谷翔平が「5番・DH」でスタメン出場。第2打席で球宴初本塁打を放つなど4打数3安打2打点2得点で最優秀選手賞(MVP)を受賞した。また、第1戦のホームランダービーに出場。1回戦で山田哲人、決勝で柳田悠岐を破り優勝した。

 ◆球宴サイクル安打2人目

 19年第2戦。主役は阪神のドラフト1位ルーキー・近本光司だった。サイクル安打を達成し、MVPに選ばれた。球宴サイクル安打は、上記の古田以来2人目で、新人では史上初。初回先頭弾を放つと、7回の三塁打まで5打数5安打で決めた。1試合5安打も01年第2戦のペタジーニ(ヤクルト)に並ぶ球宴タイ記録。

※球団は所属当時。敬称略。

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