「ザ・ドリフターズ」の高木ブー、加藤茶が１８日、東京・松坂屋上野店で「結成６０周年記念 ザ・ドリフターズ展 ～発掘！５人の笑いと秘宝たち～」のオープニングセレモニーに登場した。
今年６０周年を迎えたドリフの歴史を振り返る特別展。初期のミュージシャンとしての活動や、コメディアンとして一世を風靡（ふうび）した歩みを、秘蔵の品やコントの小道具などを交えて紹介する。加藤は「こんなにいっぱいあるとは思いませんでした」とコレクションに驚きつつ「私たちに分からないように、ずいぶんもうけたんだなと」と笑わせた。
展示では、１９６６年に来日した「ザ・ビートルズ」の武道館公演にドリフが前座として出演し楽曲を披露した際のギターも飾られている。高木は「内緒の話だけど…」と切り出すと「お金に困ったら売っちゃおうと思ってたんだけど、止められたんだよね」と秘話を告白。武道館のステージでは高木は転倒したそうだが、「ケガしても楽器は守った」と胸を張った。
ドリフターズで印象に残っている思い出について尋ねられると、加藤は「階段落ち」と、２０年に死去した志村けんさんとの伝説の名作コントを紹介。「全部アドリブで本番。俺がどんなにボケても必ず（志村さんが）バチッと突っ込んでくれるので、すっごい気持ちいいんですよ。もうああいうコントはできなくなっちゃった。いい相方を亡くしました」としんみりしていた。