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那須川天心 タイトル戦願う声に「トランキーロ(あせんなよ)」

スポーツ報知 2024年7月18日 13時55分

◆プロボクシング 「トリプル世界戦」 ▽契約体重54・4キロ以下10回戦 那須川天心―ジョナサン・ロドリゲス(20日、東京・両国国技館)

 WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)7位、WBO同級10位、WBC同級12位の那須川天心(帝拳)の公式記者会見が18日、都内で行われた。黒の帽子のひさしにサングラスをかけ、白のTシャツで登壇した。転向4戦目はWBA同級4位のジョナサン・ロドリゲス(米国)との一戦。初の世界上位ランカーとの試合を前に「やってきたことが最後にバチッとはまった。ボクサーだけどボクシングじゃない。那須川天心の動きが完成した」と自信の表情を見せた。

 天心にとって今回の試合は真価が問われる一戦になる。WBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M・T)、IBFが西田凌佑(六島)、WBOが武居由樹(大橋)とバンタム級は主要4団体の王座を日本人が独占。ほかにも9月に武居と戦うことが決定した元WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王者でWBO1位の比嘉大吾(志成)、WBA2位の堤聖也(角海老宝石)らが控える。世界王者への道を切り開くには勝利が求められる。

 「すべてを整えてきた。心、気持ち、体を整えてきた」と改めて表情を引き締め、会場や配信で試合を見た人たちが「こいつやべーな。宇宙人だ。異世界にきてるように、場を支配したい」と独特の表現で必勝を期した。

 勝てば、タイトル戦を願うファンの声が高まっていることについてはスペイン語で「トランキーロ(あせるな)」と、新日本プロレスの内藤哲也の「トランキーロ、あっせんなよ」の決めぜりふをマネて笑顔を見せた。

 ともに25歳の2人の戦績は天心が3戦全勝(1KO)、ロドリゲスが17勝(7KO)2敗1分け。

 試合はPrime Videoで配信される。

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