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WBC世界バンタム級王者・中谷潤人「さらに大きなビッグマッチを期待してもらえるような試合にしたい」

スポーツ報知 2024年7月18日 14時34分

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ビンセント・アストロラビオ(7月20日、東京・両国国技館)

 トリプル世界戦、那須川天心(帝拳)のボクシング第4戦などの公式記者会見が18日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われ、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が「KOを狙って、たくさんアクションを起こしていく」と初防衛に自信を見せた。

 同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)を迎え撃つ中谷は、世界戦では2020年11月のWBO世界フライ級王座決定戦以来、3年8か月ぶりにメインイベンターを務める。舞台は、今年2月にアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑戦して6回TKO勝ちで王座を奪取して世界3階級制覇を達成した両国国技館。「皆さんの期待を感じている。しっかり応えられるように、今の最大の自分のベストを出していけば、おのずと結果はついてくると思うので」と決意を示した。

 今月3日、約1か月半強化合宿を行った米国ロサンゼルスから帰国。以降は加納陸(大成)とWBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦を戦うジムメートのアンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)らとともに、M・Tジムで最終調整を行ってきた。

 挑戦者に関しては、「すごく好戦的でパワフル。しっかり調整しているみたいなので集中していく。ヒリヒリして楽しめる自分がいるので、自分のパフォーマンスを高めていきたい」と話した中谷。マウリシオ・スライマンWBC会長から対戦記念の盾を贈られると、アストロラビオに対して「グッドラック」と声を掛けた。

 「さらに大きなビッグファイトを期待してもらえるような試合にしたい。しっかり強いパンチを振っていく」と中谷。ビッグファイトについては「まずは統一戦」と意欲を示した。バンタム級は現在、主要4団体王者は全て日本人選手。対戦したい相手について聞かれた中谷は「井上拓真選手(WBA王者=大橋)とやりたい。より強くなれるかなと思うのでやってみたい」と夢を広げた。

 戦績は26歳の中谷が27戦全勝(20KO)、アストロラビオが19勝(14KO)4敗。

 試合はPrime Videoで生中継される。

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