◆第55回日本少年野球選手権大会 東京都東支部予選 ▽決勝 江戸川南ボーイズ13―6東京城南ボーイズ(7月13日・新宿ボーイズグラウンド)
夏の全国大会・エイジェックカップ第55回選手権大会(8月2~7日、大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の東京都東支部予選の決勝が13日行われ、江戸川南ボーイズが東京城南ボーイズを下し、4年ぶり4度目の出場を決めた。
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打線が爆発してライバルを打ち破った。初回1死二、三塁から暴投で先制すると吉川、野見山の連続長短打で加点。1点差に迫られた4回には村瀬、鴇田が連続適時打。14安打で13点を挙げた。投げては先発予定の平川が発熱で欠場する中、林と鴇田、吉川が粘り強い投球を披露。昨秋から決勝で1勝2敗の東京城南との対戦成績を五分にした。
強打の秘密は、春から本格的に取り組んだウェートトレーニングにあった。「春全国の予選で負けてから選手たちが真剣に取り組み始めた。そこから急に強くなった」と坂本直之監督(46)は成長を認めた。中堅サク越えの本塁打を含む5安打4打点と大活躍した鴇田は「春は40キロしか持ち上げられなかったベンチプレスが今では65キロ。速球に力負けせず、打球が伸びるようになりました」と胸を張る。
全国大会予選突破は通算4回。2020年に春夏連続で予選を突破も新型コロナ感染拡大でどちらも本大会は中止に。13年夏以来、11年ぶりの“全国舞台”。野辺主将は「選手権に出てくるチームは強いところばかりだと思うので、挑戦者の気持ちで戦いたい」と一戦必勝の構え。ジャイアンツカップ出場も決めており、江戸川南ナインはこの夏、熱く燃える。
【江戸川南ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※野辺泰誠、上野山優翔、村瀬純之介、平川尚幸、野見山桔平、吉野希琉、林悟生、道上仁太、鴇田航望、吉川來斗
▽2年生 門田英資、近藤陽太、喜入優真、高木樹、村井遥斗