阪神・岡田彰布監督は18日、東京から帰阪した。16、17日の巨人戦(東京D)に連敗し、2カード連続の負け越し。貯金2の4位で、首位・巨人と2・5ゲーム差に後退した。19日から甲子園に戻り、1・5差で追う2位の広島戦。オールスター前の最後の3連戦を前に、ナインに「普通にやったらええだけの話やん」と求めた。
以下は岡田監督の一問一答
―20日は及川が先発。岡留も候補としていたが
「岡留、ちょっとなあ。サイド(スロー)はしんどいんちゃうかって」
―広島は左打者が多いから
「やっぱりなあ。左多いからのう」
―及川は中継ぎでベンチ入りしていたが、2軍では先発調整。短いイニングではなく、普通の先発として
「普通で。良かったら、次のカードもあるからな」
―本人にとってはチャンス
「(5月24日の巨人戦で先発し)前は自分でマメをつくったんや。別に悪くなかったしな」
―広島打線にはシャイナーが加わっている
「知らんて(笑い)。2軍の試合はちょっと見たけどな」
―印象は
「ないない。内野やろ?」
―開幕から我慢の戦いが続き、前半の最後のカード
「まあ、なあ。でも前半っていうても、区切りやけど、継続やろ。(オールスターの期間は)4日間くらいしかないもんな、今は。そんな、はっきり区切って再スタートっていうあれでもないからな。今は期間が短いから」
―貯金を増やして終わりたい
「そらそうや。広島も、雨でよう潰れるな。だからピッチャーもええの来るけどな。誰が来ても一緒よ、はっきり言って。みんな当たってるピッチャーやからな」
―知らない投手よりも戦いやすいか
「そら、その方がええよ」
―巨人戦ではベンチのやってほしいことを選手がなかなかできなかったか
「そんなん、やってほしいことなんかあれへんよ。普通にやったらええだけの話やん」
―難しい作戦や奇策ではない
「そんなん、何もしてない。エンドランはバット振るんやろ? 振れへんねんから。そんなん野球じゃないよ」
―17日の試合後には、サインがスムーズに伝わらないことなども嘆いていた
「スコアブックには載らんようなことやけど、いっぱいあるわ。1試合に3つも4つもあったら、そら勝てんわな。やっぱり流れとかな、昨日とかもチグハグになるから。そうなると、やっぱり後手後手になってしまうんよ。相手にも何か考える余裕が出てくる。パッパッパといかなあかんねん、流れ的にな」
―相手にも知れてしまう
「そら分かるよ、あんな仕草見とったら」
―次の3連戦はそういうところをしっかり
「できへんやん。できへんけど何とかしのいでたけど、やっぱり競ったゲームになったら、それで負けるいうことや。野球が下手な方が負けるいうことや、そういうことや。パッパッパと、バントにしろエンドランにしろ、1回でサイン分かりゃええことやん。それができへんから」
―昨年はできていたこと
「去年はもっと勝ってるから、余裕があったやん。誰でも、そや。こういうときにちゃんとできるかどうかやから、競ったときに。(余裕のなさが)モロに出るんよ、そういうことやろ」
―その点に尽きる
「そんなもん、勝ってる時は誰がやっても(できる)」