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【高校野球】東亜学園5回戦進出も…「お恥ずかしい限り」武田監督がバントミス悔やむ

スポーツ報知 2024年7月18日 21時50分

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会 ▽4回戦 東亜学園4ー2明大中野(18日・神宮)

 昨夏準優勝の東亜学園が5回戦進出を決めた。武田朝彦監督は「お恥ずかしい限りで」と勝負どころでのバントミスなどを悔やみ、接戦をものにするも「(選手を)ほめてやりたいけど、難しいな」と反省を促した。

 4回に先制適時打、7回に決勝の適時打を放った渡辺晴太三塁手(3年)も「最初からあんまり良い流れじゃなかった」と浮かない顔だった。理由は、1―1の同点に追いつかれた直後の6回の攻撃にあった。無死一、二塁のチャンスでサインは送りバント。しかし打球はキャッチャーの目の前に転がり、走者を送れなかった。後続も2三振で凡退し、好機を逃した。さらに7回に、渡辺は自らのエラーで勝ち越しを許した。

 雪辱の機会はすぐに来た。その裏、相手の失策で再び同点に追いつくと、なお2死満塁のチャンスで打席が回ってきた。「つなぐしかない」と3球目の直球をはじき返し、右前に決勝の2点適時打。2つのミスを挽回する安打にも笑みはなく「(感触は)よくなかったけど、抜けてくれた」と淡々と振り返った。苦い1勝を糧にする。渡辺は「『全力疾走、全力守備』のスローガンを全員でできるようにしたい」と次戦に向けて気持ちを切り替えた。 

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