オリックス・平野佳寿投手が18日のウエスタン・リーグ、阪神戦(杉本商事バファローズスタジアム舞洲)で2か月ぶりに実戦復帰した。今季は12試合で7セーブを挙げ、1軍登板は5月19日の楽天戦(京セラドーム大阪)が最後。右肘の張りで登録抹消後は下半身のコンディション不良もあり、2度のライブBP(実戦形式の打撃練習)などで、この日を迎えた。
「とりあえず打者にしっかり投げる」。8回に6番手で登板し、1回を1安打無失点1奪三振。最速144キロで、決め球のフォークやスライダーも確認した。NPB通算250セーブに王手をかけている守護神。「ゆっくり投げている時間はないと思う」と離脱している現状を悔やみ「監督、コーチがいけると思って推薦してくれて(1軍に)呼ばれるまで、ここ(ファーム)で僕も若い子と一緒にアピールするだけなので。特別じゃないと思っています」と、1軍復帰へ決意を新たにしていた。