Infoseek 楽天

アマ12冠の荒本一成 プロデビュー戦の計量一発パス 「自分のパンチには自信がある」

スポーツ報知 2024年7月19日 16時19分

◆プロボクシング ▽スーパーミドル級(76・2キロ以下)6回戦 荒本一成―ムングンツォージ・ナンディンエルデン(20日、東京・両国国技館)

 アマチュア12冠の大物ルーキー、荒本一成(帝拳)が20日、プロデビューのリングに上がる。モンゴルのムングンツォージ・ナンディンエルデン相手にスーパーミドル級のノンタイトル6回戦を闘う。前日の19日には東京・文京区の東京ドームホテルで前日計量に臨み、リミットから400グラムアンダーの75・8キロで一発パスした。ナンディンエルデンも規定体重から100グラム軽い76・1キロで計量をクリアした。

 計量後、取材に応じた荒本は「計量後にフェースオフをした瞬間、プロになるんだと思った。いよいよだな、と」と闘志をかきたてた。10オンスのグラブを使用するが「打ちやすいけど、打たれると言うことも警戒しないと。一発食らったら、ひっくり返される。食らう前に倒さないと。ディフェンスも意識したいが、自分のパンチには自信がある」と目を輝かせた。

 1999年12月11日、奈良・香芝市出身。24歳の荒本は幼少時に空手を始め、パンチの練習のために習い始めたボクシングにのめり込んだという。奈良・王寺工高時代は全国大会を全て制し、同級生の今永虎雅(大橋)とともに史上初めて高校タイトルを全制覇となる8冠を達成した。日大に進み、1年時から足を運んでいた帝拳ジムからプロデビューすることを決めた。アマ戦績は92戦85勝(37KO・RSC)7敗。

 前日18日には、今永がアジア最強ライト級トーナメント決勝進出を決めたばかり。高校の同級生とは連絡を取り合っており、荒本は「(プロでは)先に行って、いつも刺激をもらっている。今度は刺激を返そうと思う。自分の番です」と言葉に力を込めた。

 身長179センチの右ボクサーファイター。

この記事の関連ニュース