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ケガが回復に向かっていたからこその落とし穴…休場明けの千代翔馬が腰の再手術に至った経緯を明かす

スポーツ報知 2024年7月19日 19時53分

◆大相撲 ▽名古屋場所6日目(19日・ドルフィンズアリーナ)

 東前頭15枚目・千代翔馬(九重)が休場明けで、即白星を挙げた。立ち合いの強烈な左のど輪で、西前頭13枚目・宝富士(伊勢ケ浜)の上体を起こした。勢いそのままに前進して、一気に押し出した。「勝っても負けてもいいから、当たっていった」という言葉通り攻めの姿勢を貫いた。

 千代翔馬は「腰椎椎間板ヘルニア」で6月28日に内視鏡手術を受けたため、今場所を初日から休場していた。休場した経験はこれまで新型コロナウイルスに感染して全休した2021年の初場所のみで「(ケガでの休場は)初めての経験になった」と語った。

 千代翔馬は昨年12月にも腰を手術していた。「場所を追うごとにどんどん良くなっていった」。3月の春場所では十両で9勝6敗と勝ち越し、5月の夏場所でも十両で12勝3敗と大勝ちし、今場所の再入幕を勝ち取った。腰の回復が良い方に向かったかに思えたが、そこに落とし穴があった。「調子に乗って腰が良くなったところで、たくさん筋トレをしてしまった。痛くないからといって、無理をしたのがダメですね」。筋トレの無理がたかり、腰痛を再発。結局、名古屋場所の3週間前に手術を余儀なくされたという。

 現在の腰の状態については「相撲が取れるくらいまで回復している」と説明。「来場所につながるから出場を決めた。一度休んでしまうと力が入りにくい」と出場への覚悟を示し、残り9番に向けて意気込んだ。

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