俳優の青木崇高が19日、都内でアニメ映画「化け猫あんずちゃん」(山下敦弘監督、久野遥子監督)の初日舞台あいさつに市川実和子らと出席した。
母親を亡くした少女と子猫「あんず」の心温まる物語。実写で撮影した俳優たちの演技を抽出してアニメーションにする「ロトスコープ」という手法で製作された。完成した作品では声優を務めたように見えるが、青木は「俳優としてのお仕事をしたので、声優ではないですね。出来上がりを見て『こういう感じになるんだ』という不思議な感覚。貴重な経験をさせていただきました」と語った。
製作期間は8年。企画段階から様々な試行錯誤があり、2年前に山下監督の演出で通常の実写映画と同様に撮影。それを久野監督がアニメに仕上げた。