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中高5年間卓球部の福澤朗アナ、パリ五輪注目選手は“はりひな”ペア「混合ダブルスは日本のお家芸」

スポーツ報知 2024年7月20日 7時0分

 中高の約5年間、卓球部一筋で、テレビ東京系「世界卓球」ではキャスターを務めたフリーの福澤朗アナ(60)が注目している競技は、もちろん卓球。混合ダブルスに出場する張本智和(21)と早田ひな(24)ペアに向け「混合ダブルスは日本のお家芸。実績十分の“はりひな”ペアなら金メダルを狙える」とエールを送った。(坂口 愛澄)

 東京五輪前には「卓球で金メダルを狙えるのは、(水谷隼氏と伊藤美誠ペアの)混合ダブルス!」と宣言し、見事的中させた福澤アナ。「感動が今でも忘れられない…」と思い返す中、今回も期待するのは混合ダブルスの「“はりひな”ペア」だ。「国際大会であるWTTスターコンテンダーで4大会連続優勝しており、勢いは世界トップクラス。5年近く一緒に組んでいるので、信頼感もある」と金メダルを狙えるとみている。

 経験者らしく、2人には技術面での強みも見ている。「一般的に、混合ダブルスは男子が卓球台のやや後ろから打ち、女子は前陣でコースをつくのが王道」とした上で「はりひなペアは、張本選手がコースをつき、早田選手は男子顔負けのパワードライブを打てる! 対戦相手はイヤだと思いますよ」と熱弁した。

 張本と早田は、共に3年前の悔しさを糧に努力を重ねてきた。張本は東京五輪で、男子シングルスでメダルを期待されるもベスト16で敗退。本人を何度も取材している福澤アナは「以前は練習後に不安になって、就寝前にもう一度練習したりしていたんです」と裏話を明かし「昔ほど、神経質にはなっていないですし、妹の美和選手が近くにいることも大きい」と精神面の成長を強調した。

 一方の早田は東京五輪では補欠だったが、この3年間で日本のエースに。福澤アナは「パリで花開くことは間違いない!」と言い切った。「石田大輔コーチと二人三脚で頑張ってきたんです。石田コーチは、(対戦相手の)コピーができ、カットマンならカットマンとして練習相手になっている。かなり(コピーの)完成度が高く、早田選手も猛特訓しています」と努力の成果が結果に表れると確信している。

 もちろん、混合ダブルス以外にも期待。女子団体でも「金メダルを」と心を躍らせ、「(技術面の)成長スピードがとてつもなく、グラフに例えると、垂直で伸びてます。金が取れたら『マンマミーワ!』、まさに『なんてこった!』ですよ」と16歳の張本美和に「大注目してほしい」と声を大にしていた。

 ◆福澤 朗(ふくざわ・あきら)1963年9月14日、東京・新宿区生まれ。60歳。早大第一文学部卒業後の88年、日本テレビ入社。「アメリカ横断ウルトラクイズ」「ズームイン!朝!」などを担当。2005年7月にフリー転身。これまで、日テレ系「真相報道バンキシャ!」や、テレビ東京系「卓球ワールドカップ」などに出演。

 ◆卓球パリ五輪代表メンバー

 ▼男子 張本智和、戸上隼輔、篠塚大登

 ▼女子 早田ひな、平野美宇、張本美和

 ◆卓球日本代表の試合日程(日本時間)

▼男子シングルス 27日~8月2、4日

▼女子シングルス 27日~8月3日

▼混合ダブルス 27~30日

▼男子団体 8月5~9日

▼女子団体 8月5~10日

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