◆JERAセ・リーグ 阪神0―1広島(19日・甲子園)
広島は、7回無失点の床田から3投手の完封リレーで1点を守り抜き、7月9日以来11日ぶりの首位返り咲きに成功した。
床田は初回に連打で無死一、二塁のピンチを背負いながら、森下、佐藤輝、大山の中軸に仕事をさせなかった。2回以降は危なげない投球で、1―0の7回は無死満塁のピンチも踏ん張った。
7回は連打で無死一、二塁から野口の平凡な飛球が、秋山と野間の連携ミスのような形で中前にポトリ。だが、続く坂本を“6―2―3”の遊ゴロ併殺打に打ち取った。続く木浪の初球はこの日最速の150キロを計測。3球で追い込むと、4球目は151キロでファウル。ギアを全開とし、最後は115キロのパームで中飛に仕留めた。リーグ単独最多9勝目で2年連続2ケタに王手をかけた。
打線は5回、併殺崩れの間に1点を奪った。今季初1軍でプロ初の5番起用となった中村貴が今季初安打の中前打を起点に無死満塁とし、シャイナーの遊ゴロの間に中村貴が生還。なおも1死一、三塁の好機で追加点は奪えなかったものの、投手陣が踏ん張った。