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楽天・早川隆久「マダックスしたかった」8回2失点 11戦連続クオリティスタート 5割復帰「チームとしても貯金を作っていく」

スポーツ報知 2024年7月20日 5時40分

◆パ・リーグ オリックス2―3楽天(19日・ほっともっと神戸)

 同点のピンチも真っすぐで押し切った。1点リードの8回、安打と四球で招いた1死一、二塁のピンチ。楽天先発・早川は、腹をくくって腕を振った。中川を真っすぐ3球で二ゴロに仕留めると、続く2死一、三塁では西川にこの日の最速149キロをマーク。最後は148キロで左飛に打ち取った。8回6安打2失点で、6連勝でチームトップの7勝目をマーク。100球で降板し「マダックスしたかったです」と笑った。

 心のゆとりが、抜群の安定感につながっている。完投勝利を収めた5月3日のロッテ戦(楽天モバイル)から、11戦連続のクオリティスタート(6回以上3失点以下)。「最低限、先発ピッチャーは6回3失点というところに、自分の気持ちを余裕を持たせながら投げている」。その余裕が、失点しても大崩れしない投球につながっている。

 試合前まで4戦4敗と天敵だった曽谷に投げ勝つ、チームとしても大きな勝利。自身は前半戦を6連勝で終え、チームも5割に復帰した。「五分にも持っていけたので、チームとしても貯金を作っていくだけ」と語った頼もしい左腕が、後半戦もチームの先頭に立っていく。(山口 泰史)

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