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東京Dで二刀流復活の大谷&由伸が今永&誠也と対決! 来年3・19、20にドジャース対カブス開催 東京D通算3勝&6発

スポーツ報知 2024年7月20日 4時0分

 米大リーグ機構(MLB)は18日(日本時間19日)、25年シーズンの日程を発表し、3月19、20日(日本時間)にドジャース―カブスの開幕シリーズを東京Dで開催することを発表した。日本での開催は19年のマリナーズ―アスレチックス戦以来6年ぶり。ドジャース・大谷翔平投手(30)が東京Dで投手復帰し、二刀流の再スタートを切る可能性も浮上した。山本由伸投手(25)、カブス・今永昇太投手(30)、鈴木誠也外野手(29)も凱旋する。

 「投手・大谷」が東京Dで再出発を切る可能性が出てきた。用意された舞台は、来年3月19、20日のドジャース―カブスの開幕2連戦。ド軍は今季の韓国・ソウルに続く2年連続のアジア開幕となる。さらに山本、今永、誠也も凱旋見込み。2戦で3人が先発し、大谷、山本VS誠也の日本人対決が、日本で実現する可能性も出てきた。

 大谷が東京Dでプレーするのは昨年3月のWBC以来2年ぶりとなる。昨年9月に右肘手術を受け、リハビリは順調に進んでいる。5月にはマウンドから遠ざかっていることについて「独特の緊張感があるので、恋しいといえば恋しい」と本音を漏らしていた。キャッチボールは2日に1回のペースで行い、距離は最長でも30メートルほどながら、球速は既に135キロ前後出ている。開幕までには投手として間に合う見込みで、その場合は開幕2連戦の先発に抜てきされる可能性は高い。

 東京Dのマウンドは、昨年のWBCで2戦2勝を挙げるなど、日本ハム時代を含めて6登板で3勝1敗、防御率2・21と相性はいい。打者としてWBCで自身が起用されている看板直撃弾を放つなど、通算6本塁打。二刀流完全復活へ向けて、最高のステージとなるはずだ。

 同学年で仲もいい誠也とは、レギュラーシーズンでの対戦は日米通じてこれまでなく、16年10月22日の日本シリーズ第1戦(マツダ)で2三振、1四球だったのが唯一の対戦。今永が先発して、大谷にとってメジャーで初めて日本人投手と投げ合う可能性もあり、夢は膨らむ。

 日本でMLBの試合はこれまで5度、10試合行われてきたが、両チームに日本人選手が在籍するとなれば初めて。最後に行われた19年のマリナーズ―アスレチックス戦は、イチロー氏の引退試合となった。「日本だけじゃなく、韓国も、台湾も中国も、その他の国も、もっともっと野球を大好きになってもらえるように」と、ベースボールの伝道師としての使命感も高い大谷。ドジャースのユニホームを着て、東京Dに立つ日がやってくる。(安藤 宏太)

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