◆パ・リーグ 西武０―４ソフトバンク（１９日・ベルーナドーム）
ソフトバンクが“４度目の正直”で難敵ルーキーを攻略した。突破口を開いたのは、３年目の正木だ。４回２死二塁で左腕・武内の外角チェンジアップを中前適時打。「いっぱい映像を見て対策した結果。（チャンスで）回ってこいって。走者がいる場面で打つ方が価値が高い」。得点圏打率４割５分（２０打数９安打）と勝負強さを見せつけた。
３回に左前打、２点リードの７回には先頭で右前打。６打席連続安打で２試合続けての猛打賞をマークし、甲斐、今宮の適時打を呼び込んだ。これまで３試合で２敗を喫して、計２４イニングで１得点だった好投手を打ち崩し、小久保監督も「今年初めて戦術を打線に求めた。村松（打撃）コーチ提案の指示があって。ずっとやられっぱなしだったので」とうなずいた。
チームは黒星先行の７月に初の３連勝。若鷹はヒーローインタビューで「明日も勝って、自分も活躍できるように」と高らかに宣言した。（小松 真也）