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【高校野球】29年ぶり夏へ、東海大山形コールド勝ちで8強入り

スポーツ報知 2024年7月20日 5時50分

◆全国高校野球選手権山形大会 ▽3回戦 寒河江工0-9東海大山形=7回コールド=(19日・ヤマリョースタジアム山形)

 東海大山形の左腕、背番号10の大沼遥希(3年)がチームを準々決勝へと導いた。5回2安打7奪三振。鎌田憲生監督に「今日は大沼が光った」と言わしめたが、本人は「もう少し(得意の)真っすぐで取りたかった」と満足していない。

 春の県大会では背番号1。だが、先発した準々決勝の日大山形戦での敗戦を機に、エースナンバーを右腕・森田大稀(3年)に奪われた。「悔しかった」。チーム一の練習の虫となり、筋トレによる全身の強化を心掛け、短距離ダッシュを繰り返して瞬発力を磨いた。シャドーピッチングは一日も欠かしていない。

 この日は6回から右腕・松野悠也(3年)が公式戦初登板し、1回無安打。指揮官は「今年はピッチャーが安定してきた」と95年以来の夏の甲子園を狙う。大沼はライバルたちと競いつつ「堂々と投げて勝利につなげたい」と話した。(甲斐 毅彦)

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