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女子野球 東海大静岡翔洋、悲願の日本一へ・・・全国高校女子硬式野球選手権20日開幕

スポーツ報知 2024年7月20日 5時55分

 第28回全国高校女子硬式野球選手権が20日、兵庫・丹波市などで開幕する。61校で争われ、決勝は8月3日に甲子園球場で行われる。静岡県勢は3校が出場し、今春の全国選抜大会で準優勝した東海大静岡翔洋は1回戦で滋賀短大付と対戦する。

 春は届かなかった県勢初の全国Vへ井戸穂花中堅手(3年)が導く。選抜大会では全6試合で1番を務め、打率4割7分8厘と、5割3分8厘の出塁率。50メートル走7秒1の俊足を武器に、夏は「出塁率8割を超えること」と目標を掲げた。

 昨夏からチームで分析担当を務める。選抜大会3回戦ではV候補・クラーク仙台(宮城)を5―4で撃破した。相手投手の配球だけではなく、打者の打球方向も把握。「クラーク戦の外野守備では周りからも言われるぐらいに思った所にボールが来た。また捕手の宮(茉夢)と相手のリズムを崩す配球も話した」と明かした。初戦でぶつかる滋賀短大付は創部1年目。「あまり情報はないが、できるだけ探したい」と気合を入れた。

 弓桁義雄監督(60)は池本愛結遊撃手(3年)との1、2番コンビをキーマンに指名した。「井戸は対策される。それでも出塁してくれると思う」と信頼を寄せた上で「池本の思いっきりのいい打撃にも懸かっている」と期待を寄せた。

 夏の大会に向けた壮行会は例年、男子野球部だけ個別開催されていたが、今年は男女野球部で壇上に立った。井戸にとって発奮材料となった。「今度は優勝報告をしたい」。男女そろって学校に朗報を届ける。(伊藤 明日香)

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