◆第106回全国高校野球選手権 神奈川大会▽準々決勝 東海大相模13―1日大藤沢(20日・サーティーフォー相模原球場)
東海大相模が4強入りを決めた。先発したエース左腕・藤田琉生(3年)が7回1/3を3安打無失点の好投で試合を作り、日大藤沢打線を圧倒した。
初戦以来の登板となり、「投げたくてうずうずしていた」と意気揚々とマウンドに上がった。初回、先頭打者にいきなり中前安打を許すも、マウンドに駆け寄ってきた木村海達捕手(かいたつ、3年)に「落ち着け、想定内だ」と声をかけられて切り替え、無失点で切り抜けた。
この日はネット裏で3球団が熱視線を送る中、「直球が低めに決まっていた」と、真っすぐは自己最速となる149キロをマーク。真っすぐで詰まらせ、変化球でタイミングを外して打者を翻弄(ほんろう)した。
23日の準決勝で向上と激突する予定だ。