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五輪出場辞退の体操・宮田笙子 順大が謝罪「指導至らず猛省」 パリ五輪は「出場もあり得ると考えておりました」「誠に残念」

スポーツ報知 2024年7月20日 16時4分

 飲酒と喫煙によりパリ五輪を辞退した体操女子の主将・宮田笙子が在籍する順天堂大学が、20日までに公式サイトを更新し、声明を発表した。

 「本学学生のパリオリンピック出場辞退について」と題した文章をアップ。「本学スポーツ健康科学部に在籍する学生宮田笙子につきましては、この度、日本体操協会の『日本代表選手・役員の行動規範』に抵触する喫煙・飲酒行為が明らかになったものとして、パリオリンピック体操競技出場辞退という結果に至りました。本学としては本件を誠に遺憾とすると同時に、皆様方には多大なご心配・ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪した。

 一連の経緯について「本学は、18日夜に本人より事情聴取を行い、本人は友人宅で喫煙したことがあるとの事実は認めておりました」と説明。「20歳未満の者は喫煙してはならないことは言うまでもなく、また、上記日本体操協会の行動規範にも抵触する行為ですので、たとえオリンピック出場という大きなストレスを抱えていたとしても、その行為自体は認められるものではありません」とした。

 一方で「しかしながら、宮田選手は今回の行為を深く反省しており、これまで日本代表のリーダーとして真剣かつ真摯(しんし)に練習に取り組み、大会に出場することを強く願っておりました。また本学としては、当該選手に対する教育的配慮の点から、常習性のない喫煙であれば、本人の真摯な反省を前提に十分な教育指導をした上で、オリンピックに出場することもあり得ると考えておりました。したがって、この度のオリンピック出場辞退という結果には、本人が負う社会的ペナルティーの重さへの懸念から、誠に残念な思いでおります」と複雑。「勿論(もちろん)、本学における学生指導に至らない点があったことは事実であり、この点については猛省するところであります。一方で本人も深く反省していることから、本学としては今後の再起に向けて本人を全面的に指導及びサポートをしていく所存です」と報告した。

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