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【阪神】V争いの戦力、高橋遥人が支配下復帰で背番号も29「スタート…。そんなことないです」「大きくなれたかな」

スポーツ報知 2024年7月20日 16時1分

 阪神は20日、育成選手としてプレーしていた高橋遥人投手と支配下選手契約を結んだと発表した。この日、兵庫・鳴尾浜で契約。背番号は昨季まで背負っていた「29」に戻る。

 2017年ドラフト2位で入団。常に将来のエース候補と期待されながら、故障に悩まされてきた。21年までに通算44試合に登板し、14勝18敗、防御率3・01。22年に左肘のトミー・ジョン手術を受け、復帰が期待された23年には左肩にもメスを入れた。昨年11月に支配下登録を外れたが、今年4月に実戦に復帰。今月13日のウエスタンリーグ・広島戦(由宇)では球数が100球を超え、8回を投げられるまでに回復していた。もともと実力は十分。優勝争いの戦力と期待される。

 以下は高橋の主な一問一答。

―心境は

「手術もさせてもらい、背番号も変わって。最初に目指すところは支配下登録だったので、うれしいです」

―球団からの言葉は

「だんだん球数も増えてきて。そういうのもクリアできたので、これから戦力になってくれることを期待して、という感じでした。何年も投げられることができなかったので、返せるように、また頑張っていこうと思いました」

―育成選手の期間を振り返って

「そんなに気持ちは変わらなかったし、29番をずっと空けてもらっていたので。ちょっとホッとしたわけじゃないけど。もどかしい、悔しい気持ちもあったけど、ケガしたことで知らない世界とか、いろいろな人の支えとか、ケガしている人の苦しみとかすごく分かった。いろいろ感じることがあったので、人間的に大きくなれたかなと思う」

―支えになったのは

「トレーナーさん、理学療法士の方には一番近くで見てもらっていた。気持ち的に、すごく落ちることもあったんですけど、そういうところですごく支えていただきました。ファンの方にも、投げられない中でもずっと応援してもらえたので。またマウンドに立つところを見せたいとすごく思えました。すごく感謝しています。練習、グラウンドの行き来も声をかけてもらうことが多かった。そういう人たちに、またマウンドに立つ姿を見せたいとすごく思いました」

―気持ちやプレーで変化を感じることは

「でも、ケガする前もすごく緊張したと思うし、今も投げる前はすごく緊張するので。懐かしい、こんな感じだったなと思いながら、前日とか当日も過ごしています。1週間の過ごし方がリハビリしているときと今は全然違う。そういう意味では『戻った』のかなという感じです」

―伝えられた瞬間の心境は

「そんなにすごい良いピッチングでもなかったので。でも、うれしかったのはうれしかったです」

―ここからスタート

「スタート…。そんなことないですけどね。投げている時からそう思っていたので、また違う緊張感で投げられたので、いい緊張感を持っていたので、これからも続けていければ」

―背番号29も空けてくれていた

「感謝したいですし、手術も何回もさせていただいて感謝してるんですけど。毎登板、ここを目指して投げていたので、よかったなと思います」

―手応えは

「復帰した4月と比べたら、ボールはちょっとずつ変わってきてるのかなと思うので。ちょっと良くなっているなと思って投げています」

―早く1軍の戦力に

「どうですかね。でも期待に応えられるように精いっぱいやるだけです」

―リハビリ期間に1軍の試合を見て

「たまに見て、みんなすごいなっていう気持ちです」

―モチベーションに

「いや、ないですかね。ただただ、すごいと思って見ていたので。モチベーションとかではなく、自分は自分のことを」

―優勝した昨季、自分もマウンドに立っていたらという気持ちは

「22年とかは悔しい気持ちがあったんですけど、そう思いすぎると、落ちる時もあるので。自分は自分のことを精いっぱいやろうと思えたのが、去年くらいから。今は人と比べちゃいますけど、比べないように。すごすぎるので、悔しいとかは今はないです」

―不安などは

「手術する場所が多いので、不安はあったんですけど。手術してくれたお医者さん、リハビリしてくれるトレーナーさん、医学療法士の方とか、そういう人を信じてやってこれたので。不安ないことはなかったですけど、やるしかないという感じで」

―誰に伝えたい

「両親じゃないですかね、すごい気にしてくれていたので」

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