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鹿島は動じない ピッチ外、負傷退場、ジャッジ…逆境に屈せず勝ち点3、FC東京に2―1

スポーツ報知 2024年7月20日 20時5分

◆明治安田J1リーグ▽第24節 鹿島2―1FC東京(20日・カシマスタジアム)

 鹿島はFC東京を2―1で下した。DF濃野公人が決勝点を挙げた。

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 2試合ぶりの勝利を狙った一戦は、出だしからつまづいた。開始11分、FWチャブリッチが負傷退場するアクシデントが発生。MF仲間隼斗を左MFに入れ、師岡柊生を右に回して対応したが、試合のプランが大きく崩れる事態となった。

 それでも前半30分、中央から左に展開し、シュートのこぼれ球をMF名古新太郎が冷静に突き刺して先制に成功した。しかし主審の不安定なジャッジに悩まされる時間帯が続き、同41分にカウンターを浴びて同点弾を献上した。

 ピリッとしない流れのまま後半に突入したが、1―1で迎えた後半2分、試合を動かしたのは攻撃的右サイドバックのセンスだった。濃野が攻撃参加し、こぼれ球を左足でニアサイドにたたき入れた。シュートセンスの高さが伺えるFW顔負けの一撃で、勝ち越しに成功した。

 今月3日までクラブに在籍していたMF佐野海舟(ドイツ1部マインツ)の逮捕発覚(17日)からわずか3日という日程で行われたが、クラブは周囲の雑音に動じることなく試合に臨んだ。終盤には1年半ぶりに復帰したMF三竿健斗、クラブ期待の17歳FW徳田誉もピッチに立ち、粘るFC東京にゴールを許さず勝ち点3を手にした。

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