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和田京平名誉レフェリー「デビュー50周年記念試合」…渕正信が万感メッセージ「和田京平なくしてあの四天王プロレスなし…世界一のレフェリー」

スポーツ報知 2024年7月20日 20時16分

◆全日本プロレス「サマーアクションシリーズ2024」(20日、後楽園ホール)

 全日本プロレスは20日、後楽園ホールで「サマーアクションシリーズ2024」を開催した。

 第3試合で和田京平名誉レフェリーのデビュー50周年記念試合を開催。諏訪魔、田村男児、大森隆男が渕正信、斉藤ジュン、斉藤レイが対戦した。

 1974年にレフェリーとしてデビューして以来、半世紀にわたり王道マット一筋の和田レフェリー。数々の名勝負を裁いた名レフェリーが裁いた記念試合は、同じく今年デビュー50年を迎えた70歳の渕が諏訪魔へボディスラム2連発を放つなど大活躍。最後はレイが田村を沈め勝利した。

 69歳の和田レフェリーは試合後に、自身のデビュー戦が74年4月に同じ後楽園での渕と大仁田厚の試合だったことを明かした。デビュー戦で裁いた渕の試合を半世紀後もレフェリングする歴史的な遭遇。試合後に記念セレモニーがリング上で行われ越中詩郎、井上雅央らが登場し花束を贈呈された。マイクを持った渕は「京平ちゃん、50年、おめでとうございます」と祝福すると「お互い50年、あっという間だったねぇ」と声をかけると「長かったよ」と和田レフェリーは苦笑した。

 そして淵は「四天王プロレスがあるでしょ?90年代。その時にレフェリーをやったのが和田京平です」と明かし「和田京平なくしてあの四天王プロレスはありません」と断言し「世界一のレフェリーだと思います」と絶賛した。苦楽を共にした渕からの賛辞を受け和田レフェリーは「まだ、やめねぇから」と現役続行を宣言すると満員の客席から大きな拍手がわき起こった。

 バックステージで和田レフェリーは「感無量ということで、もうちょいやらせてください。体力続くまで」と前を見据え、渕からの「世界一」の賛辞に「(ジャイアント)馬場さんが『お前は日本一うまいなぁ』と言われたことがあって、それから『うん?…いやぁ日本一ってことは世界一だな』って言われたときにうれしかったですね。こんなに長くやると思わなかったし馬場さんの(亡くなった)年も越えちゃったし」と振り返り「これからも頑張りますんでよろしくお願いします」と前を見た。

 さらに、この日のメインイベントで行う安齊勇馬と本田竜輝の三冠戦を志願してレフェリーを務め、厳格で軽快なレフェリングで熱戦を裁き、最後は安齊が本田をフォールする3カウントをたたき記念興行を締めくくった。

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