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静岡高を2度甲子園に導いた船川誠氏が死去 74歳 かつてガンで余命宣告もグラウンドへ復帰 赤堀元之らプロ輩出

スポーツ報知 2024年7月20日 20時37分

 城南静岡高の野球部前監督で、今夏の大会前に体調不良で退任した船川誠氏が20日早朝、静岡市内の介護・医療施設で多発性骨髄腫のため死去したことが分かった。74歳だった。同氏は1978年にセンバツ優勝した浜松商で部長を務め、82年から母校・静岡高の監督に就任。同年夏、87年夏と2度甲子園に出場した。その後、清水東や静岡市立の監督などを歴任した。

 同氏は2000年代前半に一度、すい臓がんで「余命3か月」を宣告された。そこから見事、復活。前立腺がんなど計4度の手術を受けながら、70歳を過ぎてもグラウンドで指揮を執るなど野球への情熱は衰えていなかったが、最近は体調不良を訴えていた。

 静岡高の監督時代には、くふうハヤテの赤堀元之監督(54)らプロ野球選手を多数、輩出。県高校野球界を盛り上げてきた名物監督が、2024年夏の大会を最後まで見届けることなくこの世去った。

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