◆米大リーグ ドジャース4―1レッドソックス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、後半戦初戦の本拠地・Rソックス戦に「1番・DH」で出場し、4打席目にフリーマンの逆転満塁アーチにつながる二塁打を放ち、白星発進に貢献した。
3打席目までは先発右腕・ピベッタの前に3打席連続三振。1打席目からの3打席連続三振は今季2度目の屈辱だったが、最後に取り返した。1点を追う8回1死一塁の4打席目。3番手左腕・ベルナルディノの初球をはじき返すと、高々と上がった打球は左翼ライン際でワンバウンドしてスタンドへ。後半戦初安打のエンタイトル二塁打で好機を広げると、1死満塁からフリーマンが逆転グランドスラムを放ち、大谷は笑顔でヒーローを出迎えた。ロバーツ監督も「素晴らしい打撃、素晴らしいイニングだった」とたたえた。
試合前には約60球のキャッチボールを終えると、優勝した昨年3月のWBCで共闘した山本、吉田と約2分談笑し、記念撮影。9回に逆転サヨナラを呼ぶ二塁打を放ったWBC準決勝・メキシコ戦をほうふつさせる二塁打で、前半戦ラスト2戦でサヨナラ負けしていたチームを活気づけた。(安藤 宏太)