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日本バスケ絶対エース合流もドイツとの“前哨戦”黒星 チーム最多19得点5リバウンドも険しい表情

スポーツ報知 2024年7月21日 6時30分

◆バスケットボール男子 ▽強化試合 ドイツ104―83日本(19日、ドイツ・ベルリン)

 パリ五輪に出場する世界ランク26位のバスケットボール男子日本代表は、23年W杯王者で五輪1次リーグ(L)初戦で戦うドイツとの“前哨戦”に83―104で敗れた。八村塁(26)=レイカーズ=が先発し、日本代表としては21年8月1日の東京五輪以来、約3年ぶりに公開された試合に出場。24分55秒プレーし、チーム最多19得点、5リバウンドと奮闘し、エースの存在感を示したが、ドイツに地力の差を見せつけられた。

 五輪優勝候補の一角・ドイツに完敗を喫した。公の場で“ホーバスジャパンデビュー”した八村は3点シュート2本成功や、1対1から得点を重ねて個の能力の高さを発揮。守備でも強烈ブロックを見せるも、ドイツの精度の高いシュートを最後まで止められなかった。八村は取材に応じず、険しい表情。ホーバス監督(57)は「ドイツは間違いなく強い」。挑んでいく壁の高さを痛感した。

 27日に本番初戦で対戦する相手と“異例”とも言える直前マッチ。W杯王者は完成度が増していた。日本の生命線である3点シュートは成功率30%に対し、ドイツは同46%。八村と周囲の連係ミスもあり、指揮官は「ちょっと時間がかかる」と現状を受け止めた。

 21日にNBAのスター、ヨキッチ(ナゲッツ)擁する23年W杯準優勝のセルビアと戦う。この日、左ふくらはぎ肉離れからの回復途中のため欠場した渡辺雄太(29)=千葉J=も出場予定。ラスト1試合で「史上最強」の日本代表を完成させる。

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