◆第１０６回全国高校野球選手権 西東京大会 ▽５回戦 日大三５－１府中工科（２０日・スリーボンドスタジアム八王子）
３年連続の甲子園出場を目指す日大三が府中工科相手に１１安打５得点でベスト８入りを決めた。
「１番・右翼」で先発出場した本間律輝外野手（２年）が先頭打者本塁打とダメ押しの２ランの２打席連続アーチ。三木有造監督（５０）は「しっかり振れば打てる子」と評価した上で、７回に満塁のチャンスで回ってきた打席で凡退に終わったことをチクリ。「４（打数）―３（安打）は誰でもやる」と注文をつけた。
リードオフマンとして、本間は「一番打たないといけないバッター」というが、今夏は試合前まで７打数０安打。「気負いすぎた」と反省し、この日は初球からどんどん振っていくことを意識したという。
「初めて」という１試合２本塁打は高校通算９、１０号。１本目は甘めのまっすぐ、２本目は変化球を右翼席に運んだ。それでも自身についてホームランバッターではないと自己分析し、「相手からいやがられる長短打を打てる打者」を目指していると明かした。７回の凡退には「（チャンスで）みんな１本出ないところで出したかった」と反省を口にした。
次戦は拓大一戦。昨年の５回戦では勝利しているが、相手は第１試合で第１シードの東海大菅生に大逆転勝ちを収めたチーム。「勢いがある。今日（の第１試合）みたいなことがないように」と油断せずに全力を尽くす考えだ。