◆第１０６回全国高校野球選手権 西東京大会 ▽５回戦 早実－日本学園＝９回無死１塁で継続試合＝（２０日・スリーボンドスタジアム八王子）
プロ注目の宇野真仁朗主将（３年）が「２番・遊撃」で出場し、今夏初安打を含む２安打２打点。初戦から１０打席快音がなく迎えたこの試合。第４打席で左前適時打を放つと、一塁上で白い歯を見せた。続く第５打席は打った瞬間わかる左越えソロ。早実打線が日本学園の最速１４４キロエース右腕・古川遼投手（３年）相手に７回から５打者連続三振に抑え込まれた嫌な雰囲気を一蹴する一打となった。高校通算６０発を超える主砲の復活弾にスタンドから大歓声が湧き起こった。
この日は３球団のＮＰＢスカウトが視察。打撃だけでなく走塁や守備でも魅せ、巨人・木佐貫スカウトは「ただ打てるだけではない。足が速く、長打も打てる万能タイプ」と評価。試合は６―１でリードして迎えた９回表の日本学園の攻撃中に、落雷の影響で継続試合となった。試合は同球場で翌２１日の朝９時から行われる。