◆JERAセ・リーグ 阪神0―1広島=延長11回=(20日・甲子園)
広島は、阪神との我慢比べを制した。0―0の延長11回無死満塁から4番・小園が決勝犠飛で勝負を決めた。投手陣は先発・大瀬良が7回無失点の好投から3戦連続の完封リレーは2年ぶり。2戦連続の1―0勝利は1989年以来35年ぶりだった。今季黒星スタートだった甲子園では6連勝となり、球団で1961年以来63年ぶりの最長タイ。前半戦ラストの3連戦は連勝でカード勝ち越しを決め、首位をキープした。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―延長11回無死満塁、小園が2球で追い込まれながら犠飛で決勝点
「彼の気持ちが出ていた打席だったと思います」
ー ―延長11回は敵失などもあったが無安打で得点を奪った
「今日も粘り勝ちかなという、そんな試合でした。まずは(7回無失点の大瀬良)大地が、今日も素晴らしいピッチングで、アツ(会沢)も最後までマスクをかぶって点を与えていないわけだから。本当にナイスゲームだったと思います」
―9回はハーンを投入して、栗林は勝ち越した延長11回。今年あまりないパターンだった
「相手の打順を見ながらね。相性のよし悪しとかもある。今日はちょっと変えてやってみました」
―投手が粘って打線が少ないチャンスをモノにした
「今年、自分たちがやっている戦い方。ロースコアで僅差の試合を勝ち切っていくと、チームとしても力がついてくる。こういう展開になると一つのミスが命取りになるし、そういった中で球際を攻めていかないといけない。みんな、しびれる展開でロースコアを勝ち切っていく中で、選手もチームも戦いながら強くなっていると思います」
―甲子園の6連勝は1961年以来
「去年はそんなに良くなかった(2勝9敗1分け)でしょ。そういうのを選手は分かっていると思います。選手も分かっていると思うので、なお今年やるぞ!と思ってくれていると思います」