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【高校野球】履正社の「アンダースローの二刀流」辻、公式戦初先発7回0封&2盗塁

スポーツ報知 2024年7月21日 5時0分

◆第106回全国高校野球選手権大阪大会▽3回戦 履正社5―0四條畷(20日・住之江公園野球場)

 大阪では、昨夏王者の履正社が3回戦を突破した。“アンダースローの二刀流”辻琉沙(2年)が、公式戦初先発で7回3安打無失点と好投した。

 履正社の辻が“二刀流”を解禁した。7回1死から2連続死球で一、二塁にも「3年生の最後なので、絶対に抑えて、絶対に勝ちたい」と空振り三振と右飛で、スコアボードに7つ目の0を刻み、マウンドを託した。

 昨夏は1年生ながら背番号14でベンチ入りし、甲子園を経験。同秋からは背番号4の二塁手として活躍してきた。一方、小学生からアンダースローの投手も続けており、5、6年ではエースとして全国連覇を達成。中学3年時には、メキシコでのU15W杯でキューバ打線を7回完封(7イニング制)した。「先発で起用しやすい。辻を(投手に)入れることによって、攻撃的にできる」と多田晃監督(46)。9番の辻は2四球で出塁し、50メートル走5秒98の俊足で2盗塁をマークした。

 初の夏連覇へ、あと5勝。「先を見ずに、まず明日(21日の大阪戦)勝ちたい」と辻。一戦必勝で駆け抜ける。(瀬川 楓花)

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