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J1札幌が10戦ぶり白星…今季無得点だったFW鈴木武蔵が2発…浦和に終盤猛追されるも逃げ切る

スポーツ報知 2024年7月21日 8時24分

◇明治安田J1リーグ 第24節 札幌4-3浦和(20日・埼玉スタジアム2002)

 J1北海道コンサドーレ札幌がアウェーで浦和に4―3で競り勝ち、10試合ぶり白星を挙げた。立役者はFW鈴木武蔵(30)だった。1―0の前半47分、高尾のパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出してフリーに。右45度から左足で放ったシュートは、左ポストに当たりゴールへ吸い込まれた。出場19試合目、エースにようやく一発が生まれた。

 今年、4年ぶりに復帰した。6月9日のルヴァン杯・J3富山戦で得点を挙げるも、リーグ戦では苦しい時間が続いた。前節・神戸戦(1△1)ではPKを外して勝ち越しの機会を逸し、非難の声も受けた。それでも「言われるのは当然のことだが気にしない」と言い訳はせず、自分を信じ、練習から前向きに取り組んできた。それを知る仲間からの祝福にも、控え目な笑みで静かに喜びをかみしめた。

 雷雨のため、後半の開始時間が30分以上延びた。難しい条件の中も、武蔵の勢いは止まらなかった。3―0とした後半12分、中央から左足で放ったミドルで2点目のゴールで完全復活を示した。宮沢、近藤らけが人も戻り、サンチェスらの新戦力も加わった。最下位の苦境は変わらないが、残り14試合の巻き返しへ、希望がつながる勝利となった。

  ☆ミハイロ・ペトロヴィッチ監督「久しぶりの勝利。うれしく思う。だが最下位で勝ち点12か取れていない。多くの人に残留できない、死んだチームと思われているかもしれないが、可能性ある限り戦っていきたい」

 ☆FW鈴木武蔵(今季これまで無得点だったが2ゴール)「自信を失わずに耐えるしかないと思っていた。ここから巻き返したい」

 ☆DF岡村大八「今シーズン得点できていなかったので(先制ヘッドは)個人的にはうれしいです。ここから勝っていく。それができる選手層だと思う」

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