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パリ五輪バックアップMF植中朝日 キューウェル前監督“サプライズ”見送り後に朗報「一気に目が覚めた」

スポーツ報知 2024年7月21日 9時12分

 パリ五輪サッカー日本代表のバックアップメンバーに選出されている3選手、MF植中朝日=横浜M=、DF鈴木海音=磐田=、GK佐々木雅士=柏=が21日、羽田空港よりパリへ向けて出発した。

 植中は所属クラブとの協議の結果、招集見送りとなったMF佐野航大に代わり、18日に追加でのバックアップメンバー入りが決定。この日の早朝、解任となった横浜Mのハリー・キューウェル監督の見送りに羽田空港へと出向いた植中は、昼寝をしている最中にクラブ関係者からの電話でメンバー入りを知らされた。志半ばでチームを去る監督へのサプライズ見送り後に、自身にも“サプライズ”が訪れた形だ。

 「最初、(横浜Mの)強化部長の方からバックアップで行くことになったぞって言われた時に、正直寝ていたのもあって、ちょっと寝ぼけてて」。その際は試合に出られる可能性は低い、と感じていたが、正規メンバー18人にバックアップの4人を加えた計22人から、試合ごとに登録する18人を選べるルール変更となったことに気づき「そこで一気に目が覚めた。(試合に)出られるかもっていう、そういう嬉しさみたいなのはありましたね」と笑った。

 空港では、マリノスサポーターから日の丸への寄せ書きも受け取り「ありがたいです」とつぶやいた植中。五輪用のジャージーに身を包み「3人ですけど集まって、より始まるんだなって気持ちにもなってきたので、ちょっとワクワクが増えてきました。(五輪ジャージーは)周りからの目線がちょっと気になりますけど、こうやって日本の代表として、服を着る機会とかもなかなかないですし、全員が着られるわけじゃない。バックアップメンバーっていう形にはなりますけど、胸を張って行きたいと思います」と力強くうなずいた。

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