◆第106回全国高校野球選手権大阪大会▽4回戦 大商大堺6―1大体大浪商(21日・南港中央)
春夏通じて初の甲子園出場を狙う大商大堺が、出場32回&優勝4回の古豪・大体大浪商を下した。
2回、先発の国方羚汰投手(3年)が犠飛を浴び、1点の先取点を献上。だが、直後の3回、1死三塁から相手投手の暴投ですぐさま同点に追いついた。
1―1の4回、2死満塁から9番・国方が左中間に走者一掃の適時三塁打。自らのバットで勝ち越し打を放ち、流れを引き寄せた。直後の4回裏の投球では3者連続三振をマーク。その後も緩急をつけた投球で打者を寄せつけず、7安打8奪三振1失点で完投勝利を収めた。
打撃陣は9回に2点を追加。この回国方も右中間に、この日2本目となる三塁打を放った。背番号11が投打で躍動し、チームを5回戦進出に導いた。