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那須川天心が日本でのバンタム級天下一武道会開催発案「チャンピオンになれたらですけど、めちゃくちゃ盛り上がると思う」

スポーツ報知 2024年7月21日 12時59分

 プロボクシングのWBA世界バンタム級(53・5キロ以下)7位の那須川天心(帝拳)が21日、都内の所属ジムで会見を行った。20日の試合でWBO世界同級4位のジョナサン・ロドリゲス(米国)に3回TKO勝利。転向から無傷の4連勝(2KO)となり、「やっぱKOっていいっすね。いろんな人から連絡きました。人の本質が見えました」と冗談めかしながら喜んだ。

 次戦については自身がランキング1位で王座が空位のWBOアジアパシフィック王座か、栗原慶太(一力)が王者の東洋太平洋王座を目指すことが有力視される。どちらを狙うかは明言しなかったが、「紅葉が楽しめる季節にお会いできたら」と秋に試合を行いたい意向を明かした。

 現在、WBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M・T)、IBFが西田凌佑(六島)、WBOが武居由樹(大橋)と主要4団体王者を日本人で独占。「競技者である以上一番を目指す」とターゲットとして意識していることを隠さなかった。「チャンピオンは今まで眼中になかったと思うけど、(今後、天心を)無視できなくなってくると思う」とさらなる進化を誓った。

 バンタム級は世界王者4人以外にも元日本王者の堤聖也(角海老宝石)や同門の日本王者・増田陸(帝拳)ら日本人世界ランカーがひしめく。天心は「バンタム級の日本人で天下一武道会やったらいいんじゃないですか。自分がチャンピオンではないのでおこがましいですが、自分がチャンピオンになったら、やりたいですね」と仰天プランをぶち上げた。

 天下一武道会とは人気漫画「ドラゴンボール」で主人公の孫悟空らが出場する格闘大会。文字通り、天下一の武道家を決める大会で、天心は日本人が群雄割拠するバンタム級トーナメント大会を発案したというわけだ。

 まず、自身が世界王者になることが大前提だが「やったらめちゃくちゃ盛り上がると思う」と目を輝かせた。陣営では来年末の世界挑戦を見据えており、”バンタム級日本人天下一武道会”は早くても再来年開催となるが、実現すれば悟空もワクワクするような大会となりそうだ。

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