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【巨人】若林が移籍1号V2ラン! 連勝締めでセ5球団に勝ち越しターン! ナイターで広島が敗れれば首位ターンだ

スポーツ報知 2024年7月21日 16時30分

◆JERA セ・リーグ 中日1―4巨人(21日・バンテリンドーム)

 巨人が連勝で前半戦を締め、貯金を今季最多の8に伸ばした。これで中日にも今季8勝7敗とし、セ・リーグ5球団に勝ち越しターンを決めた。首位とゲーム差なしの2位としていたが、ナイターで広島が敗れれば首位ターンとなる。先発の菅野智之投手が6回を1失点にまとめ8勝目。若林楽人外野手の移籍1号が決勝2ランとなり、最高の形で前半戦を締めくくった。

 先発の菅野は前回、14日のDeNA戦で初回に4点を奪われ黒星を喫していた。この日も立ち上がりに、2死から安打を許したが、ここは中日4番の中田翔を中飛にねじ伏せ、無失点に抑えた。3回も2死から連打で一、三塁のピンチを招いたが、高橋周平を空振り三振に仕留め、マウンドで雄たけびをあげた。

 ベテラン右腕の気迫のこもった熱投に、打線が応えた。0-0の5回無死一塁、若林が移籍1号となる左越え先制2ラン。「うまく反応できました。菅野さんが頑張っていたので、先制できて良かったです」という一発で、先手を取った。6回も先頭の吉川尚輝内野手が三塁打を放つと、続くヘルナンデスが技ありの右犠飛。この後も打線がつながり、若林の二ゴロの間に1点を追加した。

 菅野は6回裏に、中田翔に移籍後バンテリンドーム初本塁打となる4号ソロを浴びたが、6回を1失点にまとめた。「先制点を与えないように意識しながら投球しました。ランナーを背負いながら、粘り強く投げられたかなと思います。また次にむけて調整します」と振り返った。

 阿部慎之助監督は7回から「勝利の方程式」を投入。だが、2番手のケラー投手がピリッとしなかった。2安打と四球で2死満塁のピンチを招いたところで、高梨雄平投手にスイッチ。一発を浴びれば逆転されるという緊迫した場面で、ベテラン左腕は代打・福永を投ゴロに。涼しい顔で自ら打球を処理し、見事な火消しを見せた。

 巨人はこの後、8回にもバルドナードが3四球で2死満塁のピンチを招いたが、ここで救援した船迫大雅投手が代打・中島を遊ゴロにねじ伏せ無失点。9回は大勢とつないで逃げ切った。

 この日、V弾を放つなど3打点を挙げた若林は、シーズン途中にトレードで加入。チーム3得点目となった貴重な犠飛も、交流戦から加入した新助っ人ヘルナンデスのバットから、と全4打点は新戦力が奪った。今季は開幕から貧打に苦しんできたが、ここに来てチームの補強がハマった形。前半戦を見事な連勝で締めて貯金は今季最多の8に。セ・リーグ5球団に勝ち越しターンを決めた。

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