レスリング女子で３連覇を含む４大会連続メダリストの吉田沙保里さんが２１日、東京駅で行われたパリ五輪に向けた一般参加型イベント「ａｕアスリートパーク」に参加した。トークショーを行い、２６日に開幕するパリ五輪への思いを語った。「レスリング選手はもちろん、（競泳の）池江璃花子選手だったり、柔道の阿部（一二三、詩）きょうだい。東京五輪で金メダルを取って、またきょうだいで連覇を目指すと。かなり注目しています」と期待を寄せた。
この日はイベントで自身の写真からアスリート風の写真を作成できる「なりきりアスリートメーカー」に挑戦。３２種類の競技の中からバレーボールを選択し、躍動感ある画像をＡＩが生成した。「こんなに高く跳べるかな。かっこいい」と完成した１枚に目を輝かせていた。「レスリングのユニホームしか着たことがないですけど、違う競技になれるのはうれしい。ブレイキンも新しく入った競技なので、かっこよかったかなと思った。何が似合ってるか（ほかの競技も）やってみたい」と笑みを浮かべた。
最後は集まった観客に応援の重要さをアスリート目線で伝えた。「東京五輪の際はコロナ禍でお客さんが入れなかったですが、３年後のパリは満員だと思う。皆さんの応援が背中を押してくれる。日本で応援していただいたら、選手にも届くと思う」。吉田さんはパリには行かず、「日本でいろいろな仕事をして応援したい」と話した。