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大仁田厚、「大仁田厚展」登場で8・24ドリー&西村修を心配する声を一蹴「人間には目標と生きがいがなければ!」

スポーツ報知 2024年7月21日 17時31分

 「邪道」大仁田厚(66)が20、21日の両日、東京・秋葉原の書泉ブックタワーで開催中の自身のレスラーデビュー50周年メモリアルイベント「“邪道”大仁田厚展」に“サプライズ登場”。サイン会とトークショーを実施した。

 同展では、24日に報知新聞社から刊行される50年の足跡を追った新刊「のぼせもんの遺言 大仁田厚50年目の真実」(中村健吾著、税込み定価1980円)を大仁田の直筆サイン入り&特典(特製トレーディングカード1枚付き=全3種)付きで先行販売中。

 さらにレアな「邪道」Tシャツ始め公式新作グッズや企画オリジナル商品も販売。コスチュームや等身大パネルを展示した特設ブースも設置し、”邪道”のプロレス人生をたどる写真を展示、販売しているが、今回、大仁田は午後3時から午後5時まで会場入り。書籍やグッズの購入者対象でゲリラ・サイン会と撮影会、トークショーを敢行した。

 全日本プロレス時代の恩師・ジャイアント馬場さんの秘話やFMW創設時の苦労話などで盛り上がり、大幅に時間オーバー90分間に渡ったトーク。

 兄貴分・テリー・ファンクさん(23年死去、享年79)の一周忌命日にあたる8月24日、FMWの“聖地”神奈川・富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)でデビュー50周年記念大会「川崎伝説2024」を開催。メインイベントで、盟友・雷神矢口と組んで、テリーさんの兄で「ファンクス」の象徴・ドリー・ファンク・ジュニア(83)、ステージ4の食道がんで闘病中の西村修(52)との師弟コンビと電流爆破マッチで対戦することが決まっている大仁田。

 ネット上では「83歳とステージ4の選手をリングに上げるなんて?」との疑問の声も上がっているが、トークショーで、大仁田は「『出場をやめさせて』とか『何やってんだ?』って声もあるけど、西村さんからは脳にがんが移ったという状態で『僕、頑張ります』っていうメッセージが届いたんだよ」と明らかに。

 「人間って、目標や生きがいがなければ力が出せない。本人たちがリングに上がるって言ってるんだから、俺は止めない」と言い切ると「信念のためにこういう試合があってもいいんじゃないか?」と問いかけた。

 「俺は(リング上で)ドリーを殴ってやろうと思ってる。だって、それが礼儀だもん。NWA王者だった雲の上だった人と同じリングに上がるんだから、そりゃ殴るのが礼儀だろ」と堂々、言い切ると、集まったファンに「いい試合を見たいと思うなら、来なくていい。俺は8・24川崎で心に残る試合を見せたい。そんな試合を全力でお見せしたいと思っている」と約束した。

 同展は25日まで。大仁田は今月28日に福岡・六本松の蔦屋書店で「のぼせもんの遺言」発売記念サイン会&トークイベントを開催する。(中村 健吾)

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