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【巨人】だから強い! 崩れかけた勝利の方程式…2度の満塁ピンチ救った左右のワンポイント! 魂の火消し連発

スポーツ報知 2024年7月21日 17時34分

◆JERA セ・リーグ 中日1―4巨人(21日・バンテリンドーム)

 巨人が3点リードを守り抜き、連勝で前半戦を締めくくった。勝敗を分けたのは「勝利の方程式」+左右のワンポイントによる見事な火消しだった。

 4ー1の7回、阿部慎之助監督は「勝利の方程式」を投入した。6回を1失点にまとめた菅野投手から、勝つための万全リレー。だが、2番手のケラーがピリッとしなかった。

 2安打と四球で2死満塁とされると、間髪入れず、阿部監督がベンチを出た。高梨雄平投手へのスイッチ。もし一発を浴びれば大逆転されるという緊迫した場面で、ベテラン左腕は代打・福永を投ゴロに。冷静に打球を自ら処理し、無失点で切り抜けた。

 8回にも、もう一山待っていた。この回から救援したバルドナード投手の制球が安定せず、3四球で2死満塁に。今度は船迫大雅投手の名前がコールされた。

 代打・中島に対し、スライダーを3球続けたが、いずれも外角のきわどいコースに外れ、カウントは3ー0。あと1球ボールで押し出しという場面でも、船迫は表情ひとつ変えなかった。4球目は内角直球でストライクを奪うと、最後は遊ゴロに仕留め、得点を許さなかった。

 高梨は前半戦、ピンチでのワンポイントや、リードした場面での1イニングなど、様々な場面で29試合に投げ、3勝1敗16ホールド、防御率2・11。同じく船迫は33試合で2勝0敗14ホールド、防御率1・82。頼れるサイド右腕は11連続無失点で前半戦を締めた。

 今季の阿部巨人を、開幕からずっと支え続けてきたのは、間違いなく救援陣だ。中川&大勢の一時離脱、バルドナードの代役守護神、など様々なトピックスがあった中、決して目立つ存在ではないが、その救援陣を支え続けてきたのは、高梨&船迫という左右の鉄腕のフル回転だった。

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