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照ノ富士、優勝した昨年夏場所以来の無傷勝ち越しも「ここからが勝負」弟弟子の尊富士にはダメ出しも

スポーツ報知 2024年7月21日 19時14分

◆大相撲 ▽名古屋場所8日目(21日・ドルフィンズアリーナ)

 横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)は、初顔の西前頭5枚目・湘南乃海(高田川)を寄せ付けなかった。立ち合いから前へ出ながら右を差すと、左上手もつかんだ。追い込んだ土俵際で右下手投げを繰り出されたが、冷静に対処。最後は押し出した。「落ち着いて、じっくりやろうと思っていました。まわしを取れたし、圧力がかかっていたから良かったんじゃないですか」と淡々と振り返った。

 無傷勝ち越しは14勝1敗で8度目の優勝を飾った昨年夏場所以来、自身7度目。後続とは2差をキープし、10度目のVへ独走態勢を築きつつあるが「ここからが勝負じゃないですか。1週間ありますから。ここから(対戦相手が)三役以上だからね」と気を緩めることはなかった。この日は弟弟子の十両・尊富士が復帰戦で白星を飾った。「いつも通りじゃないの?」としつつも、「差しちゃダメなのに差した」とダメ出しをする場面もあった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「落ち着いているよね」と分析。幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「横綱は立ち合いで当たってすぐに上手を取った。安心して見ていられた」と、たたえていた。

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