◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽決勝 札幌日大6―4立命館慶祥(21日・エスコンフィールド)
創部38年目で悲願の初優勝を果たした札幌日大・森本琢朗監督(43)は、胴上げをすることなく、静かに喜びをかみしめた。
監督就任後、夏は3度、秋は2度道大会決勝で敗戦。悔し涙を呑んできた。あと一歩のところで甲子園出場を逃す敗者の心情を理解しているだけに「選手の喜んでいる姿を見れたら十分。決勝で負ける辛さをすごく分かっている。残酷だなと常に思っている。(立命館慶祥の)滝本監督は仲の良い監督ですし、一つ下の後輩なので、彼の今の心情を考えてしまいます」と思いやった。