◆JERA セ・リーグ 中日1―4巨人(21日・バンテリンドーム)
巨人・若林楽人外野手が移籍後初本塁打を含む3打点をマークし、勝利に貢献した。
両チーム無得点の5回無死一塁。松葉の真ん中低めチェンジアップをすくい上げ、移籍1号となる左越え先制2ランを放った。この一発は決勝点。「うまく反応できました。(先発の)菅野さんが頑張っていたので、先制できて良かったです」と汗をぬぐった。
3点リードの6回1死一、三塁では二ゴロで併殺かと思われるタイミングだったが、50メートル5秒8の俊足で併殺を免れ、三塁走者が生還。貴重な追加点をもたらした。阿部監督は「動物のように足が速い。そういう大きな武器を持っている」と若林の身体能力を絶賛し、「あのゲッツー崩れなんか、僕だったら半分くらいでアウトですよ」とたたえた。
6試合ぶりのスタメン起用で存在感を発揮。「出てない分、今日はエネルギーを持って動き回っていければと思っていた」と胸を張った。