◆パ・リーグ オリックス―楽天(21日・ほっともっと神戸)
オリックス・中嶋聡監督が前半戦を終え、総括会見を行った。パ・リーグ4連覇のかかった今季は、87試合を終え、40勝45敗2分けの借金5。苦しい状況に追い込まれているものの、諦めない姿勢を強調した。(前編から続く)
―打線について。野手では太田が数字を伸ばしている
「(シーズン前半の)前半、そこまでじゃなかったですけど、しっかり調整して、そこから良い数字、良い成績を残していると思いますし、そうやって中心的な役割というのは担ってくれましたので、ようやく来たかなと思いますけど」
―昨季まではケガが多かった。この活躍はうれしい
「はい。そうですね」
―打線がつながるためのカギは
「これはもう本当に全員でつなぐ意識をしっかり持ってですね、自分の役割というのを自分らで認識しながら、最後の最後まで点を取るということに関して、貪欲にいかなきゃ上にはいけないと思いますので、その意識を高めることをしていきたいと思います」
―打線は毎日変わるなか、ベテラン、若手が躍動。実績のある選手の奮起が必要では
「本当に自分たちが一番、ふがいない思いをしていると(自覚している)思うので、ここからの巻き返しは本当に期待していますし、しなきゃいけないと思いますので」
―3連覇のオリックスだからこそ感じる、他球団と戦う難しさ
「もちろんどのチームも強いですし、数字(の上で)は離れていますけど、まずは自分たちがやってきた野球といいますか、落ち着いてそれをやってから勝負になると思いますし、今、その勝負のところまで行っていない状態ですので、なんとかやりたいと思いますけど」
―終盤、勝ちきるため、勝負していくために必要なこと
「理想型で言えば、先発ピッチャーが抑えて野手がしっかり先制点から中押し、ダメ押しというのをやっていきたいですし、まずは先発投手に勝ち星をつけるという作業がチームに必要になってくるんじゃないかなと思いますけど」
―勝負の後半戦へ
「このままでは絶対に終われないですし、このままで終わるチームじゃないと思っていますので、そこに関しては本当に一戦一戦、集中してやっていきたいと思います。必ず巻き返せると思っていますので、そこは期待しています」(完)