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【高校野球】東京 昨夏初出場の共栄学園破り10年ぶり8強進出

スポーツ報知 2024年7月21日 21時9分

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会 ▽5回戦 東京5-0共栄学園=(21日・大田スタジアム)

 東京が昨夏の甲子園に出場した共栄学園を1安打無失点に抑え、10年ぶりの8強入りを果たした。

 4回戦に7回参考ながら無安打無得点を達成したプロ注目の最速143キロエース右腕・永見光太郎投手(3年)がこの日も登板。17日の初戦から3試合全てで先発し、この試合の完封で計295球。相手打線を「力のある打者が多い」と分析し、140キロ近い直球と90キロ台の変化球で緩急あるピッチングを披露した。疲れもあり「三振より打たせて取る」を意識し5奪三振。

 唯一の安打を放った共栄学園の早川飛翔(ひょう)外野手(3年)は永見について「映像以上に球が来ていた。今までの投手とは全然違う」と度肝を抜かれた様子。共栄学園の原田健輔監督も「完敗ですね。うちの打者の力より永見くんの力が上だった」と脱帽した。

 永見は春の都大会3回戦で優勝候補だった二松学舎大付から7三振を奪い、一躍注目を浴びた。1学年上の先輩が通っているという理由で東京高に入学を決め「高校でも野球ができたらいいな」とここまでの活躍は考えていなかった。プロ注目投手として見られることには「意識はしていない」と持ち前の冷静さを貫く。

 準々決勝に進出した東京の次戦は春の都大会4回戦で敗れた日大豊山戦。史上初の4強入りへ「次も勝ちたい」とリベンジを誓った。

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